天体撮影におすすめ!PENTAX Astrotracer搭載モデルの実力とは?

夜空に輝く星々を自分のカメラで捉えたい。そんな夢を叶えるのが、PENTAX(ペンタックス)のAstrotracer搭載モデルです。天体撮影の醍醐味を存分に味わえる、これらのカメラの実力に迫ってみましょう。

HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW

天体撮影の世界に飛び込むなら、まずはこのレンズから始めてみるのはいかがでしょうか。HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AWは、大口径超広角ズームレンズとして、壮大でダイナミックな星空の撮影に最適です[1]。

焦点距離11〜18mm(35ミリ判換算で17〜27.5mm相当)という超広角レンズで、開放F値はズーム全域でF2.8と明るく、星景写真撮影に威力を発揮します。さらに、最短撮影距離30cmを実現し、近接撮影時にも背景のボケ味を生かした立体感のある写真が撮れます[1]。

このレンズの特筆すべき点は、HDコーティングの採用です。可視光域における平均反射率を従来比で約50%以下に抑えた高性能マルチコーティングにより、逆光など光線状態の厳しい撮影条件下でのゴーストやフレアーの発生を効果的に抑制します[1]。

また、風景撮影や星景撮影に最適な設計がなされています。フォーカスクランプをONにすると、フォーカスリングを回してもピント位置が動かない構造となっており、精密なピント合わせと長時間露光が要求される風景や星景撮影時の使いやすさが向上しています[1]。

さらに、防塵・防滴構造の”AW”を採用しているため、雨天や霧の中、水しぶきのかかる場所などでの耐久性、信頼性が向上しています。これにより、天候に左右されずに撮影を楽しむことができます[1]。

星空雲台ポラリエ

次に紹介するのは、星空雲台ポラリエです。これは、星空の動き(地球の自転)に合わせて動くモーター駆動のカメラ雲台で、大空に輝く星たちを「星景写真」という記録に残すのに最適な機材です。

ポラリエの特徴は、恒星時追尾、0.5倍速追尾(対恒星時)、太陽追尾(平均速度)、月追尾(平均速度)など、多彩な追尾機能を備えていることです。また、北半球・南半球どちらでも使用可能なので、世界中どこでも活躍します。

搭載可能重量は雲台を含めて約2.0kg(モーメント荷重20kg・cm/回転中心より10cmで約2.0kg)と、一般的なカメラとレンズの組み合わせであれば問題なく使用できます。

電源は単三乾電池×2本またはDC4.4-5.25Vの外部電源に対応しており、連続作動時間は約2時間(20℃、2.0kg搭載時/アルカリ乾電池使用)と、十分な撮影時間を確保できます。

さらに、コンパクトなサイズ(95×137×58mm、突起部を除く)と軽量(740g、電池別)なので、持ち運びも容易です。これにより、ベストな撮影地点を探して移動する際の負担も軽減されます。

PENTAX K-3 Mark III

PENTAX K-3 Mark IIIは、PENTAXのフラッグシップAPS-Cデジタル一眼レフカメラです。このカメラは、Astrotracer機能を搭載しており、天体撮影に特化した性能を誇ります。

Astrotracer機能は、カメラのGPSユニットと連動して星の動きを追尾し、長時間露光でも星像を点状に写し出すことができます。これにより、初心者でも簡単に美しい星空写真を撮影することが可能になります。

また、約2576万画素の高解像度CMOSセンサーを搭載し、ISO感度は通常撮影時でISO100〜1600000と非常に広範囲をカバーしています。これにより、暗い夜空でも鮮明な星の姿を捉えることができます。

さらに、防塵・防滴構造を採用しているため、屋外での長時間撮影にも安心して使用できます。寒冷地での使用にも耐える-10℃耐寒設計も、夜間の天体撮影には心強い味方となるでしょう。

ボディ内手ぶれ補正機構SR・SRIIを搭載しているため、すべてのレンズで手ぶれ補正を実現します。これにより、レンズを小型・軽量化することが可能となり、機動性が向上します[1]。

PENTAX KF

PENTAX KFは、コンパクトで軽量なボディながら、高性能な機能を搭載したデジタル一眼レフカメラです。Astrotracer機能を搭載しており、天体撮影を楽しむ初心者から中級者まで幅広く対応します。

約2424万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載し、ISO感度は100〜102400と広範囲をカバーしています。これにより、夜空の微かな光も逃さず捉えることができます。

また、バリアングル式の液晶モニターを採用しているため、ローアングルやハイアングルなど、様々な角度からの撮影が可能です。これは、三脚を使用する天体撮影において、カメラの位置決めの自由度を高めてくれます。

防塵・防滴構造と-10℃耐寒設計を備えているため、屋外での長時間撮影にも適しています。夜露や寒さに強いこの特性は、夜間の天体撮影には大きな利点となります。

さらに、ボディ内手ぶれ補正機構を搭載しているため、暗い環境下での撮影時にも安定した画像を得ることができます。これは、星空の細かいディテールを捉える際に非常に有効です。

PENTAX K-1 Mark II

PENTAX K-1 Mark IIは、PENTAXのフルサイズデジタル一眼レフカメラの最上位モデルです。Astrotracer機能を搭載しており、プロフェッショナルな天体撮影にも対応できる高性能カメラです。

約3640万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載し、ISO感度は100〜819200と非常に広範囲をカバーしています。これにより、肉眼では見えないような微かな星の光も鮮明に捉えることができます。

また、ピクセルシフト解像度システムIIを搭載しており、4枚の画像を合成することで約1億5000万画素相当の超高解像画像を生成することができます。これにより、星空の細かいディテールまで忠実に再現することが可能です。

さらに、GPS/電子コンパス、Astrotracer機能を内蔵しているため、専用のGPSユニットを取り付けることなく、星空の動きを追尾した撮影が可能です。これにより、長時間露光でも星像のブレを抑えた美しい天体写真を撮影することができます。

防塵・防滴構造と-10℃耐寒設計を備えているため、過酷な環境下での撮影にも耐えられます。夜間の長時間露光撮影時にも安心して使用できるでしょう。

以上、PENTAXのAstrotracer搭載モデルを中心に、天体撮影におすすめのカメラをご紹介しました。それぞれのモデルが持つ特徴を活かし、自分のスキルレベルや撮影スタイルに合わせて選んでみてください。美しい星空の世界があなたを待っています。さあ、あなたも天体撮影の魅力的な世界に飛び込んでみませんか?