カメラ撮影の幅を大きく広げてくれる外付けフラッシュ。内蔵フラッシュよりも強力な光量と多彩な機能を持つ外付けフラッシュは、暗所での撮影や creative な光の演出に欠かせないアイテムです。しかし、種類が多く選び方に悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、外付けフラッシュの選び方のポイントと、効果的な活用法をご紹介します。
外付けフラッシュを選ぶ際のポイント
外付けフラッシュを選ぶ際は、以下のポイントに注目しましょう:
- ガイドナンバー(GN):フラッシュの光量を示す指標
- 調光範囲:光量の細かい調整が可能かどうか
- バウンス機能:天井や壁に光を反射させて柔らかい光を作れるか
- ワイヤレス機能:カメラから離れた場所でフラッシュを発光できるか
- 連続発光性能:短時間で何回発光できるか
- バッテリー持続時間:1回の充電でどれくらい使用できるか
これらのポイントを押さえつつ、自分の撮影スタイルに合った外付けフラッシュを選びましょう。では、おすすめの外付けフラッシュをいくつかご紹介します。
1. キヤノン スピードライト 600EX II-RT
キヤノンのフラグシップモデルである600EX II-RTは、プロフェッショナルな撮影に対応する高性能フラッシュです。
- ガイドナンバー60の大光量
- 焦点距離20-200mmをカバーする照射角度
- 耐熱性に優れた設計で連続発光回数が向上
- 直感的な操作が可能なボタン+ダイヤル方式
このフラッシュは、幅広い撮影シーンに対応し、信頼性も高いため、プロ・ハイアマチュア向けの一台として非常におすすめです。
2. ソニー フラッシュ HVL-F60RM2
ソニーのフラッグシップフラッシュであるHVL-F60RM2は、高い性能と信頼性を兼ね備えています。
- ガイドナンバー60の大光量
- 焦点距離20-200mmをカバーする照射角度
- 連続発光回数が従来モデルの約1.5倍に向上
- 防塵・防滴設計で過酷な環境でも使用可能
ソニーのミラーレスカメラユーザーにとって、信頼性の高いこのフラッシュは最適な選択肢となるでしょう。
3. Godox V1
Godox V1は、コストパフォーマンスに優れた丸型ヘッドフラッシュです。
- ガイドナンバー28の小型ながらパワフルな光量
- 丸型ヘッドによる自然な光の広がり
- リチウムイオン電池採用で高速リサイクルタイム
- ワイヤレス制御に対応
コストを抑えつつ高機能なフラッシュを求める方におすすめです。様々なカメラブランドに対応したモデルがあるので、自分のカメラに合ったものを選べます。
外付けフラッシュの活用法
外付けフラッシュを購入したら、以下のような活用法を試してみましょう:
- バウンス撮影:天井や壁に光を反射させることで、柔らかな光を作り出します。人物撮影時に自然な仕上がりになります。
- フィルライト:主光源とは別に、影を軽減するための補助光として使用します。屋外ポートレートなどで効果的です。
- ハイスピードシンクロ:高速シャッタースピードでのフラッシュ撮影が可能になります。明るい屋外でも背景を暗くしつつ被写体を明るく撮れます。
- マルチ発光:連続的に複数回発光させることで、動きのある被写体を1枚の写真に多重露光のように記録できます。
- ワイヤレス制御:カメラから離れた場所に複数のフラッシュを設置し、光の方向や強さを自在にコントロールできます。
外付けフラッシュを使いこなすコツ
外付けフラッシュを効果的に使いこなすには、以下のポイントに注意しましょう:
- 光の質を意識する:直接光は硬い印象になりやすいので、バウンスや拡散板を活用しましょう。
- 光量を調整する:TTL調光モードを使いつつ、必要に応じて補正をかけます。
- 色温度を合わせる:フラッシュの色温度と環境光の色温度を合わせるためにジェルフィルターを使用します。
- 影の付き方を考える:光の方向によって影の付き方が変わるので、意図的に影を作り出すことも大切です。
- 実験を重ねる:様々な設定や使い方を試すことで、自分なりの表現方法を見つけましょう。
まとめ
外付けフラッシュは、適切に選び、効果的に使用することで、写真表現の幅を大きく広げてくれるアイテムです。自分の撮影スタイルや予算に合わせて選び、様々な撮影テクニックを試してみてください。最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで素晴らしい写真を撮影できるようになるはずです。
外付けフラッシュを使いこなすことで、暗所での撮影や creative な光の演出が可能になり、あなたの写真表現がさらに豊かになることでしょう。ぜひ、この記事で紹介した選び方のポイントや活用法を参考に、外付けフラッシュの世界を探索してみてください。新しい撮影の可能性が広がることを願っています。