カメラ愛好家の皆さん、こんにちは!写真撮影の世界には様々な魅力がありますが、その中でもレンズフィルターは写真表現の幅を大きく広げてくれる重要なアイテムです。今回は、レンズフィルターの中でも特に人気の高いUV、ND、PLフィルターについて、その違いと特徴を詳しく解説していきます。それぞれのフィルターがどのような効果をもたらし、どんな場面で活躍するのか、具体的な商品と共にご紹介していきましょう。
ケンコー・トキナー PRO1D Lotus ll プロテクター
まずはじめに、最も基本的なUVフィルターの代表格として、ケンコー・トキナーのPRO1D Lotus ll プロテクターをご紹介します。このフィルターは、レンズを保護しながら紫外線をカットする機能を持っています。特筆すべきは、その優れた耐候性と高いコストパフォーマンスです。強力な撥水・撥油コーティングが施されているため、雨天時の撮影やアウトドアでの使用にも安心です。
独自開発の「デジタルマルチコートlll」により、面反射率わずか0.2%という超低反射を実現しています。これにより、逆光下でもクリアな描写が可能になります。また、薄枠設計により20mm以下の超広角レンズでもケラレの心配なく使用できるのも大きな魅力です。フィルター径は37〜95mmまで豊富に用意されているので、様々なレンズに対応可能です。
ケンコー・トキナー バリアブルND Initial
次に、NDフィルターの世界に踏み込んでみましょう。ケンコー・トキナーのバリアブルND Initialは、多段階の減光効果を1枚で実現できる便利なフィルターです。ND3〜ND450相当の濃度を自在に調整できるため、様々な撮影シーンに対応可能です。特に動画撮影時に、適正なシャッター速度を保ちながらF値を調整したい場合に重宝します。
このフィルターの特徴は、偏光効果を抑えた設計にあります。NDの濃度を変更する際に、意図せず反射が増減するのを防ぐことができるので、水面やガラス面の撮影でも安心して使用できます。また、撥水・撥油コーティングと面反射率0.5%以下のデジタルマルチコートが施されているため、高画質な撮影が可能です。フィルター径は49〜82mmまで9種類が用意されています。
ケンコー・トキナー ZX ND16
より本格的なND撮影を目指す方には、ケンコー・トキナーのZX ND16がおすすめです。このフィルターは、プロ仕様の高品質NDフィルターとして知られています。特筆すべきは「フローティングフレームレスシステム」の採用で、ガラス面の平面性を保つことでレンズの解像力を落とすことなく減光効果を得られます。
高純度の原料を使用した高透過率光学ガラスと、「ZX NDコート」の組み合わせにより、優れた色再現性を実現しています。さらに、高い撥水・撥油効果も備えているため、過酷な撮影環境でも安心して使用できます。薄枠設計なので、超広角レンズでの風景撮影にも適しています。4段分の減光効果が得られるND16のほか、3段減光のND8モデルも選択可能です。
マルミ光機 EXUS ND8
風景写真愛好家の方には、マルミ光機のEXUS ND8がおすすめです。このフィルターは、滝や流れる雲など、動きのある風景の長秒露光撮影に最適です。3段分の減光効果を持ち、シンプルで扱いやすいため、NDフィルターを初めて使う方にも安心です。
特筆すべきは、ガラス表面に施された撥水・撥油コーティングです。これにより、水滴や指紋が付きにくく、使用後のお手入れも簡単に行えます。さらに、「帯電防止コーティング」も採用されているため、静電気によるチリやホコリの付着を防ぎます。超薄枠設計でありながら優れた平面度と強度を実現しているので、超広角レンズでも安心して使用できます。フィルター径は37〜82mmまで12サイズが用意されています。
ケンコー・トキナー PRO1D Lotus C-PL
最後に、PLフィルターの代表格として、ケンコー・トキナーのPRO1D Lotus C-PLをご紹介します。このフィルターは、回転枠で偏光量を調整することで、青空の濃度や水面の反射を自在にコントロールできます。耐久性に優れた撥水・撥油コーティングが施されているため、アウトドア撮影や雨天時の撮影にも適しています。
独自開発の「デジタルマルチコートII」により、PLフィルターとしては低い面反射率0.6〜1%を実現しています。さらに、硬質アルマイト加工と耐腐食処理により耐久性が強化されているため、過酷な自然環境でも安心して使用できます。薄枠設計により超広角レンズでもケラレが発生しにくく、着脱時の操作性を高める潤滑加工とローレット加工も施されています。フィルター径は37〜95mmまで16サイズが展開されています。
以上、UV、ND、PLフィルターの特徴と、それぞれのおすすめ商品をご紹介しました。レンズフィルターは、単なるレンズの保護だけでなく、創造的な写真表現を可能にする重要なツールです。初心者の方は、まずはUVフィルターから始めて、徐々にNDやPLフィルターにチャレンジしていくのがおすすめです。各フィルターの特性を理解し、適切に使用することで、あなたの写真表現の幅が大きく広がることでしょう。
最後に、フィルターを選ぶ際は、使用するレンズの口径に合ったサイズを選ぶことが重要です。また、高品質なフィルターを使用することで、レンズ本来の性能を損なうことなく、より美しい写真を撮影することができます。ぜひ、これらのフィルターを活用して、新たな写真表現にチャレンジしてみてください。素晴らしい作品が生まれることを期待しています!