夜空に輝く星々を美しく捉えたい!そんな思いを叶えるカメラや周辺機器をご紹介します。星空撮影は少し難しそうに感じるかもしれませんが、適切な機材と設定があれば、驚くほど綺麗な写真が撮れるんです。それでは、星空撮影を楽しむためのおすすめアイテムと設定をチェックしていきましょう!
1. 高感度撮影に強い一眼レフカメラ
星空撮影の基本は、光を多く取り込むこと。そのため、高感度撮影に強いカメラが欠かせません。キヤノンの「EOS 90D」は、そんな要求にぴったりの一台です。
EOS 90Dは約3250万画素の高解像センサーを搭載し、暗い場所でもノイズの少ないクリアな画像を撮影できます。ISO感度は100〜25600まで設定可能で、星空撮影に適した高感度域でも美しい描写を実現。さらに、10枚/秒の高速連写ができるので、流れ星のような一瞬の現象も逃しません。
バリアングル液晶モニターを搭載しているので、三脚を使って低い位置から撮影する時も構図確認が楽々。Wi-FiやBluetoothにも対応しているので、撮影した星空をすぐにSNSでシェアすることもできます。
2. 星空撮影に最適な超広角レンズ
星空を広く捉えるなら、超広角レンズがおすすめです。ソニーのAF 16mm F1.8 Pro Zは、そんな要望に応える素晴らしいレンズです。
焦点距離16mm、画角105.6°という超広角設計により、広大な夜空を一度に収めることができます。さらに、最大開放F値1.8という明るさで、暗い夜空でも多くの光を取り込めます。これにより、ISO感度を抑えてノイズの少ないクリアな星空写真が撮影可能になります。
また、このレンズは4枚のEDガラスと3枚の非球面レンズを含む複雑な光学設計により、周辺部まで鮮明な描写を実現。星空写真でよく問題になる周辺光量落ちや色にじみを最小限に抑えています。
さらに、レンズ本体に液晶ディスプレイを搭載。暗い場所でも、絞り値やピント距離などの重要な撮影パラメータを簡単に確認できるのが嬉しいポイントです。
3. 安定した撮影を支える三脚
星空撮影では長時間露光が必要なため、カメラブレを防ぐ頑丈な三脚が欠かせません。ベルボンの「エイブル 300 FX」は、そんな要求に応える信頼性の高い三脚です。
全高1,390mmながら、縮長650mmとコンパクトに収納可能。重量も2,300gと持ち運びやすいサイズです。それでいて最大搭載重量は4kgあり、一眼レフカメラと望遠レンズの組み合わせにも対応できます。
3段階の開脚角度調整機能を備えており、地上最低高340mmの低い位置からの撮影も可能。不整地でも安定してカメラを据え付けられます。また、エレベーター機能により、カメラの高さを細かく調整できるのも便利なポイントです。
さらに、2ハンドル3WAY雲台を装備しているので、構図の微調整も思いのまま。星空撮影では、北極星を中心に星が回転する様子を撮影する「星の軌跡」という技法がありますが、この三脚なら正確な構図決めが可能です。
4. 撮影をサポートするカメラバッグ
星空撮影は夜間の野外で行うことが多いため、機材を安全に持ち運べるカメラバッグは必須アイテム。ロープロの「フリーライン BP350AW」は、そんなニーズに応える多機能バッグです。
このバッグは、カメラ本体だけでなく、交換レンズやアクセサリーも収納可能。内部の仕切りは自由に調整できるので、自分の機材に合わせてカスタマイズできます。さらに、三脚取付用のストラップも装備しているので、手ぶらで移動できるのが嬉しいポイントです。
背面にはノートPC専用の収納スペースもあり、撮影した写真をその場で確認したり、編集したりすることも可能です。また、サイドからもアクセスできる設計なので、バッグを下ろさずに機材を取り出せるのも便利です。
耐久性も抜群で、YKKジッパーや摩擦に強い素材を使用。さらに、急な雨にも対応できるレインカバーも付属しているので、大切な機材を安全に運べます。
5. 撮影をより快適にするリモートシャッター
星空撮影では、シャッターを押す際のわずかな振動でもブレの原因になります。そこで活躍するのが、ジャパンホビーツールの「イージーラッパー」です。
これは一見すると風呂敷のようですが、実はカメラやレンズを包んで保護するための特殊なクロスです。裏地と表地が触れるとくっつく新世代の素材を使用しており、大切な機材をしっかりと保護してくれます。
星空撮影の際は、カメラを包んだ状態でシャッターボタンの上に置くことで、簡易的なリモートシャッターとして使用できます。これにより、カメラに触れずにシャッターを切ることができ、ブレのない鮮明な星空写真が撮影可能になります。
また、撮影後は機材を包んで持ち運べるので、傷や衝撃から守ることができます。サイズは470×470mmと大きめなので、一眼レフカメラや中型レンズにも対応可能です。
星空撮影を楽しむためのおすすめ設定
さて、機材が揃ったら、実際の撮影設定について見ていきましょう。星空撮影の基本的な設定は以下の通りです:
- 撮影モード:マニュアル(M)
- 絞り:開放(F値を最小に)
- シャッタースピード:15〜30秒
- ISO感度:1600〜3200
- ホワイトバランス:オート or 電球
- フォーカス:マニュアル(無限遠に合わせる)
これらの設定を基本に、撮影場所の明るさや使用するレンズによって微調整していきます。例えば、街明かりが少し入る場所では、ISO感度を下げたり、シャッタースピードを短くしたりして調整します。
また、星の軌跡を撮影する場合は、さらに長時間の露光(30分〜数時間)が必要になります。この場合、カメラのバルブモードを使用し、インターバルタイマーなどを活用すると良いでしょう。
さいごに
星空撮影は、少し難しそうに感じるかもしれません。でも、適切な機材と設定があれば、驚くほど美しい写真が撮れるんです。今回紹介した機材と設定を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
最初は試行錯誤の連続かもしれません。でも、自分で撮影した星空写真を見るたびに、きっと感動を覚えるはずです。そして、その感動が次の撮影へのモチベーションになるんです。
さあ、今夜からさっそく星空撮影を楽しんでみましょう。きっと、新しい趣味として夢中になれるはずです。素敵な星空ショットが撮れますように!